ダイエットを成功に導く「目的」と「目標」の使い方
ダイエットを成功させる為に、違いを理解しよう
【目的】と【目標】、日頃何気なく使っている、似たような両者ですが、その意味は大きく異なっています。
ダイエットで挫折や失敗を繰り返す原因は、意外かもしれませんが、この両者を正しく理解していなかったからといっても過言ではありません。
是非この機会に、それらの持つ意味の違いをしっかりと理解しましょう。
まず双方の意味を、簡単に説明するとこうなります。
【目的】とは
- 成し遂げようとすることがら
- 行為の目指すところ
- 到達したい状態として意図し、行動を方向づけるもの
- 最終点、ゴール
【目標】とは
- 目じるし
- 行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準
- 目当て
- 通過点、経由地
この様に、それぞれを分けて眺めてみると、大きな違いのある事が解ります。
【目標】は最終的なゴールというイメージがある人もいるかもしれませんが、実は【目標】はゴールではなく通過点を表しています。
また【目標】は、ゴールへの方向性を示す目じるしという意味があるのです。
それに対し【目的】は、まさしく目指すところであり、ゴールという意味を持っています。
ダイエットをする際にも、よく「目標をたてましょう」などと言われたりしますが、正しく意味を理解して使えているか、考えてみてください。
ダイエットで失敗しがちな、【目標】の使い方とは
ダイエットを開始するとき、このように目標を掲げる方がいます。
- 3ヵ月後までに15kgやせる
- 毎朝1時間ウォーキングをする
- 週に3日はジムに通う
- 10kgやせるまでは、間食をしない
- 毎日自炊する
確かにダイエットする際は、自分の体重が増えた原因を考え、改善するために目標を立てて取り組むことが大切です。
しかし、一念発起して目標を掲げたけれど、気分が乗らなかったり予定通りにいかない事が多くなり、挫折を繰り返しているという方も少なくありません。
こういった経験から、「私は意志が弱いから」とか、「長続きできないんです」と諦めを口にする方も多いのですが、問題はそこではありません。
【目的】の大事な役割
問題なのは、そこに確固たる【目的】が無いということです。
自分の掲げた【目標】の先に、『何を叶えるために』があるかを、よく考えてください。
その答えこそが、あなたのダイエットをする確固たる【目的】であり、モチベーションの起源となります。
- 膝や腰の痛みから解消されたい
- サイズのある服が着られるようになりたい
- 生活習慣病を改善して健康を回復したい
- 綺麗になりたい、格好良くなりたい
- 高齢になっても元気でいられるようにしたい
この、『何を叶えるために』という目的意識がしっかりしているほど、モチベーションは高まり、ダイエットの継続・成功率は格段に上がります。
【目標】自体は、自分の叶えたいことではないので、他のやりたいことや誘惑があると、すぐに投げ出したくなるのです。
そういったときには、再度【目的】を思い出して、叶えたい事を強くイメージしてみてください。
きっと、自分自身でモチベーションを上げることが、出来るようになるでしょう。
【目標】を上手に使う3つのポイント
【目標】は高すぎると挫折に繋がり、低すぎてもやる気に繋がらなくなります。
しかし上手に使いこなすことによって、ダイエットを成功させる強力なツールにもなり得るので、よく考えて設定することが大切です。
目標設定のポイント
その① 最初は「小さい目標」から設定する
目的を叶えるためには、最初のうちは小さく達成しやすい目標を立て、徐々に目的へと近づいていくような、現実的な設計をする必要があります。少しずつでも立てた目標をクリアすることで、モチベーションが上がり、成功体験が自信につながるという大きなメリットがあります。
小さくても「1歩前に進む」目標を立てていきましょう。
その② 立てる目標の数を絞る
やる気のある時は、あれやこれやと思いつく事がたくさんあるのですが、達成したい目標をたくさん立てすぎると、自分の関心や集中が分散してしまい、目標をむしろ達成しづらくなってしまいます。
掲げる目標は1~3個くらいまでにとどめ、クリアしたら追加するようにしていきましょう。
その③ 目標を紙に書き出す
目標は頭に思い浮かべるだけでなく、「書き出す」という行動をともなうことで、より現実的なものに感じられるようになります。
目標を決めたはまでは良いが、頭の片隅に置いているだけでは実効性に乏しいので、実効性を伴うためにも、目標は紙に「書き出す」ようにしましょう。
ただし、目標を書き出す際の注意点としては、「〇〇したい」ではなく「〇〇する」という書き方にすること。そうすれば、達成できなかったときの言い訳の余地が残りません。
また、書き出した目標をいつでも目に入るところへ掲げておくことも重要です。
書いた紙を冷蔵庫やトイレに貼ったり、付箋をパソコン画面に貼りつけておいたりすると、目標を常に意識できるでしょう。
紙ではないですが、携帯の待ち受け画面などを有効活用するのも一つのアイデアです。
大切な事
目的と目標の違いについて、お解りいただけましたでしょうか。
両者の違いを正しく理解すると、モチベーションの維持や高めたりすることに、とても役立ちます。
【目的:叶えたいこと】を達成するためには、【目標:そこまでの通過点】を上手く設定できるようになる事です。
是非目標を立てる際は、クリアするのが楽しくなるような目標にしてみてくださいね。
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