侮ってはいけない!とても危険な「ながら食い」習慣
肥満や生活習慣病でお困りの方の、特徴的な習慣の一つに「ながら食いをする」というのがあります。
実際に話を伺ってみると、昼も夜も、食事の時はスマホを手放せないという方が、とても多いようです。
食事を摂りながらSNSやメールのやり取りをするのは、一見効率がよさそうにも思えますが、最も肝心な食事がおろそかになってしまいます。
その習慣があなたを太らせていることに気付きましょう。
なぜ「ながら食い」が良くないのか
①消化・吸収への悪影響
リラックスした状態で食事を摂ると、副交感神経が消化器系の働きを良くしてくれます。
しかし、食べながら頭を働かせると、交感神経の働きが高まる分、副交感神経の働きは低下するので、消化器系の働きは弱まってしまいます。
胃腸の調子が良くない方は、要注意です。
②満足感を得られない
食べること以外に集中していると、どの順番で何を食べたのか、どれくらい食べたのかも判らないうちに食事が終わることがあります。
テレビやスマホだけでなく、会食を伴う商談や接待などの場合は、美味しいものを食べたような気がするけど、よく覚えていないという事もよくあります。
沢山の量を食べていても、脳が満足感を得ていなければ、それを満たすために間食や夜食などに手を伸ばす原因となります。
間食、夜食がやめられない方は、要注意です。
③味に鈍くなる
ながら食いでは、テレビやスマホに五感の一部が奪われているため、味に鈍くなる傾向があります。
他の事に集中しながら、美味しいと感じられる感覚を得ようとすると、気付かぬうちに味の濃いものを求めるようになり、その結果、塩や醤油、砂糖などを追加することで、血圧や血糖値が上がり始めるのです。
ながら食いが生活習慣病や肥満のリスクを上げる原因となることに気付きましょう。
高血圧、糖尿病をお持ちの方は、要注意です。
「楽しく、味わって食べる」がやっぱり一番
食事は目で見て楽しみ、香りを楽しみ、味を楽しむといったプロセスを経ることで、一層満足感を得ることが出来ます。
理想的なのは、食事中は食べることに集中し、できれば食後30分ほどの休憩をとることです。
そうすることで胃腸がうまく消化・吸収できるようになります。
また、食事に集中することで、繊細な味まで感じ取れるようになり、薄味でも十分楽しめるようになれば、それだけでも生活習慣病のリスクは低減するでしょう。
良くも悪くも、生活習慣の積み重ねは侮れません。
同じ食べることでも、他の事に神経を使い、味気ない食事をするよりは、「おいしいな」「うれしいな」と感じながら食べたほうが、心にも身体にも良い影響を及ぼします。
ぜひ食事の際は、まずスマホを置いて、ゆっくり楽しく味わうように心がけてくださいね。
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