健康・ダイエットに効果的!「白湯」の驚くべき実力
白湯が身体に良いというのは本当?
減量に取り組み始めた方から、「白湯ってダイエットにいいの?」と尋ねられることがあります。
白湯自体は温めてさましただけのお湯の事なので、直接的に体重を落とすものではありませんが、適切なタイミングと呑み方によって、ダイエットだけでなく美容や健康にも効果を得ることが出来ます。
今回は、「白湯」のもたらす効果や飲むタイミングについて解説します。
白湯のもたらす多くの効能
① 寝起きの身体を快適に目覚めさせてくれる
起きてすぐ飲む1杯の白湯は、冷水よりも人の体温に近く胃腸への刺激が少ないので、身体へスムーズに吸収されます。
睡眠から目覚める前には、コルチゾールという覚醒準備をしてくれるホルモンが分泌されるのですが、低体温の人の場合、うまく切り替えがいかないため、朝起きたときに白湯を飲むのが効果的です。
イメージとしては白湯を飲むことは、体内の活性化をしてくれるスイッチを入れるような感じですね。
また、寝ている間の体温調節のために、身体はコップ1杯分もの汗をかいているので、目覚めたあとの水分補給はとても大切です。
② 代謝を上げることでダイエットをアシスト
白湯を飲むと、胃腸などの内臓の機能が温まることで、飲んだ直後から全身の血の巡りがよくなります。
内臓温度があがると基礎代謝が上昇し脂肪燃焼率がよくなることで、ダイエット効果が期待できます。
③ むくみや便秘解消への効果
深部体温といわれる臓器の温度は、外部温度と比べて食べ物や飲み物の影響を受けやすいのですが、深部体温が高くなると血液の循環が促進され老廃物の排出が高まります。
一般的に体内で酵素が働きやすい体の深部体温は37.2℃前後と言われているので、温められた白湯を飲むことは、むくみ・便秘の改善につながります。
④ 美肌効果について
白湯には血液を温めて動脈や毛細血管を広げ、血流をよくする効果があります。
血流がよくなるとデトックス効果が高まり、体内の老廃物が排出されやすくなることで、肌のターンオーバーが整い、肌トラブルの解消につながります。
⑤ 肩こり・腰痛・冷え性の改善
肩こりや腰痛の原因としてよく挙げられるのが血液循環の悪さです。
白湯を飲むことで血流を良くし、肩こりや腰痛を改善することが期待できます。
また、冷え性などは冬だけでなく、エアコンの効きすぎ、冷たいものの食べ過ぎなどで、夏でも深刻な悩みを抱える人が多くみられます。
身体の中から温めてくれる白湯は、冷え性改善におおいに役立つでしょう。
白湯を効果的に飲むタイミング
白湯は身体に良い影響を及ぼしてくれるとはいえ、やみくもにガブガブむことはお奨めできません。
効果が得られやすいタイミングと、その飲み方について説明します。
☆朝目覚めてすぐ飲む白湯
朝は胃腸が冷えているので、白湯を飲むと内臓が温まり消化する力が高まります。
理想的には一口ずつ10~20分ぐらいかけて飲むとよいでしょう。
朝食の約30分前くらいまでに白湯を飲むと胃腸の消化機能も活発になり、食べたものの栄養素をしっかり消化できるようになります。
☆食後30分経ってから飲む白湯
白湯に限らず食後すぐに水分を摂ると、消化器官の機能低下を招きますので注意が必要です。
食後30分ほど経過して、胃が落ち着いた状態で白湯を飲むと、消化の働きを促してくれます。
☆夜お休み前に飲む白湯
お休み前の白湯もリラックス効果があるので効果的です。
50℃くらいの温度でゆっくりと時間をかけて飲むと、からだも温まり寝つきもよくなります。
ただし直前すぎたり量が多すぎると、就寝中の尿意の原因となりますので、お休みの少し前の時間に、量に気を付けて飲むことをおすすめします。
毎日の習慣に組み込もう
白湯は、適切なタイミングに適量を摂ることで、ダイエットだけでなく美容や健康にも、さまざまな効果が期待できます。
お水をレンジで温めてもよし、お湯をミネラルウォーターで割って飲むもよし、作り方は自由です。
何かと慌ただしい朝の時間ですが、体重を測ったり身支度を整える合間にひと口ふた口お湯を飲んで、少しでもリラックスできれば、心にも身体にも優しい一日のスタートをきることができます。
即効性はありませんが、お財布にも優しく、誰にでもすぐ始められるので、ぜひ毎日の健康習慣にしてみましょう。
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