あなたの家庭は大丈夫 ?家族みんなが肥満になるその理由
意外と多い「肥満」ファミリー
肥満やダイエットでお悩みの方から「自分が太ってるのは遺伝のせい?」「家族もみんな太ってるんです」といった話をよく聞きます。
確かに家族全員が太っているケースや、お母さんと娘さんだけとか、お父さんと息子さんだけとかのケースなどもあり、遺伝かどうか気になって仕方ないという方もいらっしゃいます。
そんな方々のために、今回は太ってしまいやすい家族の特徴についてわかりやすく解説します。
肥満の遺伝ってあるの?
肥満の遺伝に関する研究は、近年の間でかなり進歩していますが、その研究結果からも「太りやすい」遺伝子は存在することが解ってきました。
「太りやすい」遺伝子は【肥満遺伝子】とも呼ばれますが、実際には『太らせる』遺伝子があるわけではなく、この遺伝子を持つ人は脂肪を燃焼させて消費する働きが弱いため、エネルギーが消費されずに余りがちになり、太りやすく痩せにくいと考えられています。
しかし、あくまで「太りやすい」だけの遺伝子なので、家族全員が太っている場合は、太らせる要因がその家族の生活環境にあると考えたほうが解りやすいでしょう。
肥満になりやすい家庭となりにくい家庭の特徴
家族の食事や生活習慣は、父親の仕事中心、共働きベース、各自バラバラなど、家庭によって様々です。
しかし、肥満の方から伺ったデータを基に分析すると、肥満になりやすい家庭とそうでない家庭の習慣には特徴的な違いがある事が解ってきたので、その事例を紹介します。
①食事の時間と回数
《太りやすい家族》 食べる時間が不規則で、食事も1日2食だったり3食だったりと不安定な事が多い。
〈太りにくい家族〉 食べる時間が決まっていて、1日3食しっかり食べている。
②外食やファストフードの頻度
《太りやすい家族》 外食・ファストフードを食べる機会が多く、家族全員が好んで食べる。
〈太りにくい家族〉 食事は殆どが手作りで、外食の頻度は低い。
③食卓上のおかずの状態
《太りやすい家族》 大皿で用意された山盛りのおかずを、それぞれ好きな量で取り分けて食べる。
〈太りにくい家族〉 各自にそれぞれ配膳してあり、食事の開始前に一人分の食事量が決まっている。
④間食の習慣
《太りやすい家族》 家族全員、おやつを常に食べる習慣があり、常備してある。
〈太りにくい家族〉 良いことがあったときやご褒美で食べる程度で、常備していない。
⑤主食の量
《太りやすい家族》 ご飯はお替りし放題で、うどん、そば、ラーメンなどが食卓に上ることも多い。
〈太りにくい家族〉 主食系に偏らず、バランスよく食べている。麺類や丼物の頻度は低い。
⑥食事の環境
《太りやすい家族》 それぞれバラバラに食べることも多く、ながら食いの習慣がある。
〈太りにくい家族〉 家族そろって会話しながら食事を楽しんでいる。
遺伝の検査より食習慣の精査を
最近は肥満の遺伝子検査を行っている業者も増えてきて、検査を受けようか検討しているという方も多く見られます。
しかし検査を受けるにしても、それなりに費用が掛かる上に、分かったところで解決方法が手に入る訳ではありません。
肥満になるか否かは遺伝のせいではなく、あなたの毎日の生活習慣の積み重ねにかかっているのですから。
まずは検査へお金をかける前に、一度自身や家族の習慣を見直すことをおすすめします。
ご家庭の食事環境を整えて、家族そろってスリムで健康的な生活を送ることが出来るようになるのがいちばんですね。
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