誰でも簡単!「やせ音」習慣ダイエット

最近おなか鳴ってますか?

子供のころ、給食時間前や夕方になるとお腹がグーグー鳴って、「今日のご飯は何かな?」とわくわくしたり、母親に「ごはんまだ~?」とねだったりしたものです。

高校生の時は空腹に耐えきれず早弁して、お昼は学食で再び食べるなんてこともありました。

そんな毎日のように聞いていたお腹の鳴る音ですが、肥満でお困りの方に聴いてみると、太りだしてからしばらく、お腹の鳴る音を聴いていないというのです。

今回は、そんなお腹の鳴る音について解説していきます。

お腹の鳴る仕組み

お腹が空いた時に、腹鳴と呼ばれる「グーッ」と大きな音がすることがありますが、なぜこういった音が鳴るのでしょうか?

実は、私たちの腸は常にグルグルゴロゴロと音を発していて、聴診器などを使えばいつでも聞き取ることが出来ます。

腸の消化管は常に運動をしていて、胃腸の中のガスや内容物が前進するときに、この腸雑音と呼ばれる音が出るのです。

普段はあまり聞こえない音なのですが、腹鳴は腸雑音が大きくなった音の事を指します。

空腹時には胃から大腸まで、15~20分間持続するかなり強い収縮が断続的に発生し、このときに腹鳴が誘発されます。

この強い腸収縮は空腹時収縮と呼ばれるもので、次の食事に備えて腸内を掃除し、腸内細菌の過剰増殖を防ぐ重要な収縮だと考えられています。

空腹時の腹鳴は、腸が活動している健康なサインでもあるのです。

肥満の人はお腹が鳴らない!?

確かに肥満の人のお腹には、分厚い脂肪が立ちはだかっているので、腸雑音は一般の人よりも聞き取りにくいかもしれません。

しかし肥満の人のお腹が鳴らないほとんどの原因は、空腹になる前に食べ物を手にしているという理由があるのです。

少しでもお腹が空いた時に、何かをつまむ習慣が出来ていませんか?

それに対し痩せている人の多くは、1日3食を必ず空腹感をもって迎えています。

これはとても大切な事で、お腹をしっかり空かせてから食べないと、ミトコンドリアが上手く働かずに脂肪を燃焼させるエネルギー効率が悪くなるのです。

お腹が鳴らないという方は、「1食の量が多すぎないか?」「常に何か食べていないか?」という日常的な習慣を見直してみましょう。

お腹の鳴るメリットを最大限に活用しよう

お腹の鳴る音を聞くと「お腹が空いてしんどい」と考えていませんか?

腹鳴はお腹が空になった合図なので、そこからしばらくは、身体に蓄えた脂肪を使ってエネルギーを補充するダイエットタイムの始まりとも考えられます。

毎回の食事を腹八分目にし、常にダイエットタイムを実感できれば、体重は自然と下がってくるでしょう。

また、腹鳴の前に食事をしてしまうと、胃の中の消化が全て終わっていない状態で更に負担を加えることになり、場合によっては胃もたれなどを引き起こすリスクがあります。

なるべく胃の中の掃除が終わったサインを確認してから、次の食事を摂る習慣をつけると良いでしょう。

皆さんの経験でも、空腹感を感じないで食べる食事より、お腹が鳴って、しばらくしてから食べるご飯のほうが、とても美味しく感じられるのではないでしょうか。

お腹が鳴ることを気にして、毎回お腹いっぱい食べたり、間食の習慣をつけている方は、結果として体重が増加し、肥満体になってしまいます。

是非これからは、食事の前にお腹が鳴るのを楽しみにして、あなたの健康やダイエットにおおいに役立て下さいね。

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